中性脂肪を減らすためには砂糖・果物は控えたほうが良い食材です。砂糖の主成分は「ショ糖」といい、中性脂肪の材料になってしまいます。お菓子はもちろん、甘いジュースなどは控えるようにしましょう。
また果物に含まれる「果糖」も摂りすぎには注意をしましょう。反対に食べたほうが良い食材は魚介類です。魚類に含まれる脂肪は善玉(HDL)コレステロールを多く含んでおり、中性脂肪や悪玉(LDL)コレステロールのたまり過ぎがまねく動脈硬化を防いでくれます。
また大豆類や淡色野菜・緑黄色野菜など、食物繊維を多く含んでいる食材もすすんで摂取するようにしましょう。食物繊維はコレステロール値を下げ、また、腸内で中性脂肪や糖質を吸着して一緒に排泄させてしまうという働きもあります。
日ごろから運動習慣を身につけ、体内に蓄えられた中性脂肪を消費することが必要です。それでは、中性脂肪を減らすにはどのような運動が良いのでしょうか。効果的なのは「有酸素運動」と呼ばれる、呼吸をしながらゆっくりと時間をかけて行う運動です。なぜ「有酸素運動」が良いかというと、酸素が血液中に多く取り込まれれば、より多くの脂肪と結合し中性脂肪を燃焼させることが可能だからです。
有酸素運動にはジョギング・サイクリング・ウオーキング・水泳などがありますが、なかでもおすすめなのが気軽に始められるウオーキングです。何時間も歩く必要はないので、まず1日30分から1時間を目標にして歩いてみます。ウオーキングをするときは、普段よりも少し早めに、また大股であるくことを心がけましょう。
中性脂肪を減らすには、生活習慣を見直すことといえます。しかし、生活習慣というのは人それぞれ長年かけて作られたものです。それを、中性脂肪を減らすことを目的とし。いきなり全て改めるというのは不可能でしょう。自分の問題点を見つめなおし、できそうなことから始めていくと良いでしょう。
中性脂肪を急激に増やしてしまうアルコール。
飲みすぎている人は、週に1日は必ず「休肝日」を設けるようにします。
また、様々な生活習慣病の原因となっている「たばこ」は禁煙する努力をしましょう。忙しくて入浴をシャワーだけで済ませていた人は、ゆっくりと温かいお湯につかるようにすると、疲労回復・中性脂肪対策にも効果が期待できます。
規則正しい生活を送り、睡眠を十分とることを心がければ、自然と生活習慣が改善されていくでしょう。
高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂肪成分が異常に多い状態のことをいいます。特に自覚症状もなく、日常生活に不都合なこともないため見過ごされがちです。
自覚症状が出た時は、すでに心臓や脳または下肢の動脈硬化が進んでいて、突然、脳梗塞のような脳動脈疾患や狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患を引き起こします。そのため「SILENT DISEASE(沈黙の病気)」とも呼ばれる怖い病気です。中性脂肪と関わる高脂血症はいくつかのタイプに分類できます。
まず「高中性脂肪血症」「高コレステロール血症」「高LDLコレステロール血症」「低HDLコレステロール血症」などです。同じ高脂血症でも、高中性脂肪結晶と高コレステロール結晶では、治療法も異なるので、自分がどのタイプか知っておくことが大切です。